こんな保育園です
元は宇都宮市の公立保育園北保育園でしたが、平成24年に民営化に伴い、現在の園舎にて、あゆみ北保育園が開園しました。園庭は広々としており、園舎の目の前には畑もあり、そこで作物を育てています。今年度はかんぴょう・じゃがいも・さつまいも・大根を栽培しました。作った作物は給食で提供したり、保護者にお渡ししてお家で食べてもらうなど、食育に力を入れています。また、栄養士の「アレルギーを持ったお子さんもみんなと同じものを食べてほしい」との思いから給食は自園調理ですべて手作りで提供しています。給食費は物価高の中、主食込みで月5000円と、とても優しい値段設定となっています。
「ひらかれた保育園」をモットーにしており、いつでも保育参観を実施しています。廊下に小さな窓がついており、保護者はいつでもその窓からお子さんの様子を見ることが出来ます。また、保護者対象の保育士体験が幼児組対象に行われています。何日か日程を設け、午前中「パパ先生」「ママ先生」になり、実際に保育士としてクラスに入ります。保護者が先生になる日は、読んでもらう絵本をそのお子さんが選べるという特権があり、「今日の先生は僕のママなんだ」と嬉しそうに話しており、子どもたち自身とても楽しみにしているそうです。保護者も、実際にお子さんの普段の様子を間近に見ながら貴重な保育士体験が出来るということで評判が良く、ほとんどの方が体験希望をするそうです。
園での課外活動は、3歳児~月1回でリトミック、2歳児~月1回で英語(ECC)、5歳児は月2回、3歳児~月1回で体操教室(ビッグツリー)、手話教室と多種多様な活動を行っています。
「安心して子育てができる環境づくり」を大切にしており、少しでも保護者の方の負担を軽減できるように、オムツはサブスクを導入しており、お昼寝用ベッドを使用しタオルケットのみ持ってきてもらっています。お子さんだけでなく、保護者への子育て支援もとても充実しています。
働き方は・・・
職員の年代は20代~70代と幅広く勤務しています。「おたがいさま」が根付いており、お休みは基本的にクラス間で調整を行い、フォロー体制がしっかりとしています。急なお休みにも、フリーで主任の先生がいるので対応してくれます。さらに全クラスに支援児が在籍しているため、職員配置も国の基準より多めに配置してあるため対応がしやすく、さらに早番固定の先生が2名いるため、お休みに関しては取りたいタイミングで取得可能です。土曜出勤は2ヶ月に1回あり、利用人数は10~15名で、多くても20名です。毎週土曜に出勤してくれるパートの方が1名いるので、土曜保育の回ってくる回数は多くはないです。もちろん土曜出勤した際は代休があり、土曜出勤した次の週の月曜日か金曜日で取得可能です。休憩は、休憩・午睡担当・ノンコンタクトタイムのローテーションを3ヶ月前から30分ずつ実施しています。順調に取得出来ているため、今後は45分を目指しているそうです。
法人の方針で、勤務形態がパート・常勤・正規職員とあり、中途で採用された方は常勤から実務経験を積み、希望すれば正規職員への転換試験を受けることが出来ます。転換試験は年に1度行われ、面接と筆記試験があります。常勤と正規職員で待遇が異なるため、毎年転換試験希望者がいるそうです。正規職員と常勤で仕事の割り振りも変わり、行事やおたより、保育計画全般は正規職員が担います。
保育士の負担軽減のため、用務員が、園内の共用スペースの掃除をしてくれます。そのため、保育士の掃除は各クラスの保育室のみとなり、保育に専念することができます。行事の際の作り物や保育室の装飾は、過去に作ったものを再利用したり、子どもたちの製作を使用しています。事務作業は「おが~るシステム」を導入し、保育計画や連絡帳等すべて、各クラスに1台あるPCで行っています。そのため残業は基本的になく、保護者対応等で残った場合残業代は支給されます。
職員会議は全体で月に1回、クラス間で週に1回ノンコンタクトタイムの時間を使って行われます。欠席者には議事録をまわし、情報共有もしっかりおこなっています。
ピアノの技量は特に採用の基準にはしておらず、ピアノに限らず音楽に触れあう方法はいくらでもあるとのことで、弾ける人が弾いたり、音楽を流しながら対応しています。
園長先生よりメッセージ
求める人材としては、「子どもが大好きな方に来てほしいです。それだけで80点です!」とおっしゃっていました。現在は求人の募集はありませんが、職員間の連携も取れ、待遇面も充実しており、そこが定着率の良さにもつながっているようです。